図のような三相3線式回路に流れる電流I[A]は。
答え
イ.8.3
ロ.11.6
ハ.14.3
ニ.20.0
『出典:令和6年度【上期】第ニ種電気工事士筆記試験(問5)』
解説
正解は「ロ.11.6」です。
この問題のポイントは、三相交流回路の線間電圧と相電圧の変換についてです。
問題の電流は、オームの法則を使って簡単な計算で求められます。
しかし抵抗10Ωにかかる電圧に注意しましょう。図示してある200Vは線間電圧となり、抵抗にかかる電圧は相電圧なので変換する必要があります。
ボルベア
線間電圧と相電圧の違いに注意!
解き方
線間電圧を相電圧に変換する
線間電圧200Vを抵抗にかかる相電圧VRに変換します。
線間電圧を相電圧にするには1/√3します。
\(V_R=\Large{\frac{V}{\sqrt{3}}}\)
電流Iを求める
オームの法則を使って、抵抗Rに流れる電流Iを求めます。
\(I=\Large{\frac{V_R}{R}}\\~~=\Large{\frac{\Large{\frac{V}{\sqrt{3}}}}{R}}\\~~=\Large{\frac{\Large{\frac{200}{\sqrt{3}}}}{10}}\\~~=\Large{\frac{200}{10\sqrt{3}}}\\~~=\Large{\frac{20}{\sqrt{3}}}\\~~=11.56\\~~≒11.6[A]\)
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