【令和3年度（午後）】第一種電気工事士《筆記試験》問4

問題

図に示す交流回路において，回路電流Iの値が最も小さくなるI_R， I_L，I_Cの値の組合せとして，正しいものは。

答え

イ．I_R=8A　I_L=9A　I_C=3A

ロ．I_R=8A　I_L=2A　I_C=8A

ハ．I_R=8A　I_L=10A　I_C=2A

ニ．I_R=8A　I_L=10A　I_C=10A

『出典：令和3年度第一種電気工事士筆記試験【午前】（問4）』

解説

正解は「ニ．I_R=8A　I_L=10A　I_C=10A」です。

この問題のポイントは、力率についてです。

回路電流Iが最も小さくなるとは、言い換えると力率が100％と言えます。

また力率が100％とは、リアクタンスが0でなければいけません。I_LとI_Cは互いに打ち消しあうので、同じ値であれば0となります。

これらから答えを見てみると、「ニ．」はI_LとI_Cが同じ値なので0となります。

よって力率が100％となり、回路電流Iが最も小さくなる組み合わせとなります。