【令和4年度（午後）】第一種電気工事士《筆記試験》問35

問題

一般にB種接地抵抗値の計算式は，

\(\Large{\frac{150V}{変圧器高圧側電路の1線地絡電流［A］}}\normalsize{［Ω］}\)

となる。

ただし，変圧器の高低圧混触により，低圧側電路の対地電圧が150Vを超えた場合に，1秒以下で自動的に高圧側電路を遮断する装置を設けるときは，計算式の150Vは\(\fbox{空欄}\)Vとすることができる。

上記の空欄にあてはまる数値は。

答え

イ．300

ロ．400

ハ．500

ニ．600

『出典：令和4年度第一種電気工事士筆記試験【午後】（問35）』

解説

正解は「ニ．600」です。

この問題のポイントは、B種接地抵抗値の計算式についてです。

B種接地抵抗値の計算式の150Vの部分は、低圧電路の対地電圧が150Vを超えた場合の高圧側電路の自動遮断の時間で変わってきます。

• 2秒以上…150V
• 1～2秒 …300V
• 1秒以下…600V

問題では1秒以下となっているので、空欄には600が入ります。