問題
地中に埋設又は打ち込みをする接地極として,不適切なものは。
答え
イ.内径36㎜長さ1.5mの厚鋼電線管
ロ.直径14㎜長さ1.5mの銅溶覆鋼棒
ハ.縦900㎜x横900㎜x厚さ1.6㎜の銅板
ニ.縦900㎜x横900㎜x厚さ2.6㎜のアルミ板
『出典:平成30年度第一種電気工事士筆記試験(問24)』
解説
正解は「ニ.縦900㎜x横900㎜x厚さ2.6㎜のアルミ板」です。
この問題は、接地極についてです。
接地極については、「内線規程」にて定められています。そこでは次のように定められています。
- 銅板を使用する場合は、厚さ0.7㎜以上、大きさ900ⅽ㎡(片面)以上のものであること。
- 銅棒、銅溶覆鋼棒を使用する場合は、直径8㎜以上、長さ0.9ⅿ以上のものであること。
- 鉄管を使用する場合は、外径25㎜以上、長さ0.9ⅿ以上の亜鉛めっきガス鉄管又は厚鋼電線管であること。
- 鉄棒を使用する場合は、直径12㎜以上、長さ0.9ⅿ以上の亜鉛めっきを施したものであること。
- 銅覆鋼板を使用する場合は、厚さ1.6㎜以上、長さ0.9ⅿ以上、面積250ⅽ㎡(片面)以上を有するものであること。
- 炭素被覆鋼棒を使用する場合は、直径8㎜以上の鋼心で長さ0.9ⅿ以上のものであること。
これを各記述に当てはめてみましょう。
イ.内径36㎜長さ1.5mの厚鋼電線管
厚鋼電線管は3が該当します。
問題の記述は内径36㎜とありますので、外径は36㎜以上あると考えられ適切です。長さについても適切です。
よってこれは適切な記述です。
ロ.直径14㎜長さ1.5mの銅溶覆鋼棒
銅溶覆鋼棒は2が該当します。
直径及び長さどちらも適切です。
よってこれは適切な記述です。
ハ.縦900㎜x横900㎜x厚さ1.6㎜の銅板
銅板は1が該当します。
厚さ及び大きさどちらも適切です。
よってこれは適切な記述です。
ニ.縦900㎜x横900㎜x厚さ2.6㎜のアルミ板
アルミ板は記載がないので不適切です。
ボルベア
材料と大きさを確認しよう!
接地極については、こちらのページでもまとめています。
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