②に示す高圧引込ケーブルの太さを検討する場合に,必要のない事項は。
〔注〕図において,問いに直接関係のない部分等は,省略又は簡略化してある。
答え
イ.受電点の短絡電流
ロ.電路の完全地絡時の1線地絡電流
ハ.電線の短時間耐電流
ニ.電線の許容電流
『出典:令和3年度第一種電気工事士筆記試験【午後】(問31)』
解説
正解は「ロ.電路の完全地絡時の1線地絡電流」です。
この問題のポイントは、高圧ケーブルの選定のポイントです。
高圧ケーブルの太さを決定する要素は、次の2つです。
- 負荷電流の大きさ
- 事故時の大電流に耐えれること
まず想定される負荷電流以上の許容電流の太さが必要です。よって「二」は正しいですね。
次に短絡時の大電流に耐えれるかです。短絡事故では保護装置による事故点の切離しまでに、短時間ではありますが大電流に耐える必要があります。
よって「イ」と「ハ」も正しいです。
ボルベア
地絡電流は小さいので、太さに影響しない!
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