【令和3年度(午前)】第一種電気工事士《筆記試験》問12

2021年度
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問題

変圧器の損失に関する記述として,誤っているものは。

答え

イ.銅損と鉄損が等しいときに変圧器の効率が最大となる。

ロ.無負荷損の大部分は鉄損である。

ハ.鉄損にはヒステリシス損と渦電流損がある。

ニ.負荷電流が2倍になれば銅損は2倍になる。

『出典:令和3年度第一種電気工事士筆記試験【午前】(問13)』

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解説

正解は「ニ.負荷電流が2倍になれば銅損は2倍になる。」です。

この問題のポイントは、変圧器の損失についてです。

銅損は、負荷電流の2乗に比例します。

よって「二.」は誤った記述です。

ボルベア
ボルベア

銅損は負荷電流の2乗に比例する!

他の記述について

他の記述についても簡単に解説しておきます。

イ.銅損と鉄損が等しいときに変圧器の効率が最大となる。

これは正しい記述です。

銅損と鉄損が等しい時に変圧器の効率が最大となります。

これは計算問題でも、出題される時があるので覚えておきましょう。

ロ.無負荷損の大部分は鉄損である。

これは正しい記述です。

無負荷損は次の3つに分類できます。

  • 鉄損
  • 励磁電流による巻線抵抗損
  • 絶縁物の誘電体損

しかし、その損失の殆どは鉄損です。

ハ.鉄損にはヒステリシス損と渦電流損がある。

これは正しい記述です。

鉄損は次の2つに分類されます。

  • ヒステリシス損
  • 渦電流損

これもよく出る問題なので覚えておきましょう。

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