図のような交流回路において,電源電圧は100V,電流は20A,抵抗Rの両端の電圧は80Vであった。リアクタンスX[Ω]は。
答え
イ.2
ロ.3
ハ.4
ニ.5
『出典:令和4年度第一種電気工事士筆記試験【午後】(問3)』
解説
正解は「ロ.3」です。
この問題のポイントは、交流回路におけるリアクタンスの求め方です。
交流回路におけるリアクタンスの値は、単純な足し引きでは求められないので注意しましょう。
ボルベア
リアクタンスの求め方を覚えておこう!
解き方
抵抗Rを求める
抵抗Rにかかる電圧と電流が分かっているので、オームの法則から値が求められます。
\(R=\Large{\frac{V_R}{I}}\\~~~=\Large{\frac{80}{20}}\\~~~=4[Ω]\)
インピーダンスZを求める
まずは回路全体のインピーダンスZを求めます。
\(Z=\Large{\frac{V}{I}}\\~~~=\Large{\frac{100}{20}}\\~~~=5[Ω]\)
リアクタンスXを求める
インピーダンスZと抵抗Rの値から、リアクタンスXを求めます。
\(X=\sqrt{Z^{2}-R^{2}}\\~~~=\sqrt{5^{2}-4^{2}}\\~~~=\sqrt{9}\\~~~=3[Ω]\)
インピーダンスZについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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