問題
自家用電気工作物として施設する電路又は機器について, C種接地工事を施さなければならないものは。
答え
イ.使用電圧400Vの電動機の鉄台
ロ.6.6kV /210 Vの変圧器の低圧側の中性点
ハ.高圧電路に施設する避雷器
ニ.高圧計器用変成器の二次側電路
『出典:令和2年度第一種電気工事士筆記試験(問35)』
解説
正解は「イ.使用電圧400Vの電動機の鉄台」です。
この問題は、C種接地工事についての問題です。C種接地工事が必要になるのは、「電気設備の技術基準の解釈」の29条にて次のように定められています。
- 機械器具の使用電圧が低圧で300V超過のもの
これより記述の使用電圧400Vの電動機の鉄台はC種接地工事が必要です。
ボルベア
C種接地工事が必要なのは低圧で300Vを超えるもの!
他の記述について
その他の記述について簡単に解説します。
6.6kV /210 Vの変圧器の低圧側の中性点
変圧器の低圧側の中性点はB種接地工事が必要です。
高圧電路に施設する避雷器
避雷器はA種接地工事が必要です。
高圧計器用変成器の二次側電路
高圧計器用変成器の二次側電路はD種接地工事が必要です。
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