問題
図のような電路において,変圧器二次側のB種接地工事の接地抵抗値が10Ω, 金属製外箱のD種接地工事の接地抵抗値が20Ωであった。負荷の金属製外箱のA 点で完全地絡を生じたとき, A点の対地電圧[V] は。
ただし,金属製外箱,配線及び変圧器のインピーダンスは無視する。
答え
イ.35
ロ.60
ハ.70
ニ.105
『出典:平成28年度第一種電気工事士筆記試験(問9)』
解説
正解は「ハ.70」です。
この問題は、完全地絡時の対地電圧についてです。
問題の図を回路図に書き変えて考えましょう。
ボルベア
回路図を書こう!
解き方
回路図を考える
まずこの問題を解く上で大事なのが、回路図を書くことです。この完全地絡時の図を回路図として書き変えましょう。
上の図が、書き変えた図になります。EDとEBが直列に接続されており、中間が大地に接続されています。これに電源の105Vがかかっています。
この図を理解できるかが大事なポイントなので、よく理解しましょう。
図のVAがA点での対地電圧であり答えです。
A点の対地電圧を求める
先ほどの図から分圧の式を使う事で、A点の対地電圧VAを求める事ができます。
\(V_A=105\times\Large{\frac{20}{20+10}}\\~~~~=70[V]\)よって答えは70[V]となります。
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