問題
展開した場所のバスダクト工事に関する記述として,誤っているものは。
答え
イ.低圧屋内配線の使用電圧が200Vで,かつ,接触防護措置を施したので,ダクトの接地工事を省略した。
ロ.低圧屋内配線の使用電圧が400Vで,かつ,接触防護措置を施したので,ダクトにはD種接地工事を施した。
ハ.低圧屋内配線の使用電圧が200Vで,かつ,湿気が多い場所での施設なので,屋外用バスダクトを使用し,バスダクト内部に水が浸入してたまらないようにした。
ニ.ダクトを造営材に取り付ける際,ダクトの支持点間の距離を2mとして施設した。
『出典:平成28年度第一種電気工事士筆記試験(問28)』
解説
正解は「イ.低圧屋内配線の使用電圧が200Vで,かつ,接触防護措置を施したので,ダクトの接地工事を省略した。」です。
この問題は、バスダクト工事についてです。
バスダクト工事については、「電気設備の技術基準の解釈」の第163条に定められています。
そこではダクトの接地工事については、300V以下の場合はD種接地工事、300Vを超える場合はC種接地工事を施すこととなっています。また300Vを超える場合については、接触防護措置を条件にD種接地工事にすることも可能です。
これよりバスダクト工事については、接地工事の省略は不可です。
よって「イ.低圧屋内配線の使用電圧が200Vで,かつ,接触防護措置を施したので,ダクトの接地工事を省略した。」は誤りです。
ボルベア
バスダクト工事の接地は省略はできない!
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