【2018年度】第一種電気工事士《筆記試験》問9

2018年度
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問題

図のような低圧屋内幹線を保護する配線用遮断器B1(定格電流100A)の幹線から分岐するA~Dの分岐回路がある。A~Dの分岐回路のうち,配線用遮断器Bの取り付け位置が不適切なものは。
ただし,図中の分岐回路の電流値は電線の許容電流を示し,距離は電線の長さを示す。

答え

イ.A

ロ.B

ハ.C

ニ.D

『出典:平成30年度第一種電気工事士筆記試験(問9)』

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解説

正解は「イ.A」です。

この問題は、低圧分岐回路の施設についてです。

低圧分岐回路の施設については「電気設備の技術基準の解釈」の149条にて定められています。

そこで分岐点から配線用遮断器までの距離は、次のようになっています。

  • 原則3m以下に設置する事
  • 電線の許容電流が、幹線の配線用遮断器の定格電流の55%以上あれば、制限はなし
  • 電線の許容電流が、幹線の配線用遮断器の定格電流の35%以上あれば、8m以下に設置する事

これに当てはめて答えを導きます。

ボルベア
ボルベア

分岐点からの距離を覚えておこう!

解き方

A

Aは4mなので、35%以上の許容電流が必要です。許容電流は34Aで、34%なので不適切です。

B

Bは5mなので、35%以上の許容電流が必要です。許容電流は42Aで、42%なので適切です。

C

Cは9mなので、55%以上の許容電流が必要です。許容電流は61Aで、61%なので適切です。

D

Dは許容電流の違いで2つに分けて考えます。

6m部分は、35%以上の許容電流が必要です。許容電流は42Aで、42%なので適切です。

1m部分は、3m以内なので許容電流による制限はありません。よって適切です。

2つとも問題ないので適切です。

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