問題
インバータ(逆変換装置)の記述として,正しいものは。
答え
イ.交流電力を直流電力に変換する装置
ロ.直流電力を交流電力に変換する装置
ハ.交流電力を異なる交流の電圧,電流に変換する装置
ニ.直流電力を異なる直流の電圧,電流に変換する装置
『出典:令和2年度第一種電気工事士筆記試験(問13)』
解説
正解は「ロ.直流電力を交流電力に変換する装置」です。
インバータ(逆変換装置)は、近年増加している太陽光発電設備に欠かせない機器です。太陽光発電設備の増加による出題と思われます。
太陽光パネルは直流の電力を発生します。しかし配電設備は交流の為、変換しないと連系できません。
その為にインバータが設置されます。太陽光パネルで発電した直流電力をインバータにて交流電力に変換します。
ちなみにインバータは、逆の交流を直流には変換できません。
ボルベア
インバータは直流→交流に変換する装置で、太陽光発電設備に使われる!
その他の機器の特徴
他の選択肢についても簡単に解説しておきます。
イ.交流電力を直流電力に変換する装置
これはコンバータといい、順変換装置とも呼びます。
交流電力を直流電力に変換します。
ハ.交流電力を異なる交流の電圧,電流に変換する装置
これは解釈が微妙なとこで、広義では変圧器も含まれるます。
他にもインバーター制御なんかも、これに含まれるかと思います。インバーター制御は交流を直流に変換して再度、交流に変換します。これによって、交流電力を異なる交流電力に変換します。
二.直流電力を異なる直流の電圧,電流に変換する装置
これは直流チョッパやDCチョッパといいます。
直流電力を異なる直流電力に変換します。
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