問題
使用電圧が300V以下の低圧屋内配線のケーブル工事の施工方法に関する記述として,誤っているものは。
答え
イ.ケーブルを造営材の下面に沿って水平に取り付け,その支持点間の距離を3mにして施設した。
ロ.ケーブルの防護装置に使用する金属製部分にD種接地工事を施した。
ハ.ケーブルに機械的衝撃を受けるおそれがあるので,適当な防護装置を設けた。
ニ.ケーブルを接触防護措置を施した場所に垂直に取り付け,その支持点間の距離を5mにして施設した。
『出典:令和3年度第一種電気工事士筆記試験【午後】(問29)』
解説
正解は「イ.ケーブルを造営材の下面に沿って水平に取り付け,その支持点間の距離を3mにして施設した。」です。
この問題のポイントは、ケーブル工事についてです。
電線を造営材の下面又は側面に沿って取り付ける場合は、電線の支持点間の距離は2m以下なので誤りです。
ボルベア
ケーブルの支持点間距離は2ⅿ!
他の記述について
ロ.ケーブルの防護装置に使用する金属製部分にD種接地工事を施した。
使用電圧が300V以下の場合は、D種接地工事を施す必要があります。
ハ.ケーブルに機械的衝撃を受けるおそれがあるので,適当な防護装置を設けた。
機械的な衝撃又は重量物の圧力を受ける恐れがある場合は、適当な防護装置を設けなければいけません。
ニ.ケーブルを接触防護措置を施した場所に垂直に取り付け,その支持点間の距離を5mにして施設した。
垂直に取り付けた時の支持点間の距離は6m以下なので、正しい記述です。
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