金属管工事の施工方法に関する記述として,適切なものは。
答え
イ.金属管に,屋外用ビニル絶縁電線を収めて施設した。
ロ.金属管に,高圧絶縁電線を収めて,高圧屋内配線を施設した。
ハ.金属管内に接続点を設けた。
ニ.使用電圧が400Vの電路に使用する金属管に接触防護措置を施したので,D種接地工事を施した。
『出典:令和3年度第一種電気工事士筆記試験【午後】(問27)』
解説
正解は「ニ.使用電圧が400Vの電路に使用する金属管に接触防護措置を施したので,D種接地工事を施した。」です。
この問題のポイントは、金属管工事についてです。
使用電圧が300Vを超える場合は、基本はC種接地工事を施す必要があります。しかし接触防護措置を施す事で、D種接地工事でもいいとなっています。
ぱっと見で誤りやすい内容なので、しっかりと覚えておきましょう。
ボルベア
接触防護措置で接地種別が変わる!
他の記述について
イ.金属管に,屋外用ビニル絶縁電線を収めて施設した。
金属管に収める電線は絶縁電線となっていますが、屋外用ビニル絶縁電線は除くとなっているので誤りです。
ロ.金属管に,高圧絶縁電線を収めて,高圧屋内配線を施設した。
高圧屋内配線では、がいし引き工事かケーブル工事しか認められません。
よって高圧絶縁電線を金属管に収めるのは誤りです。
ハ.金属管内に接続点を設けた。
金属管内では、接続点は設けないとなっているので誤りです。
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