【令和3年度（午前）】第一種電気工事士《筆記試験》問2

問題

図のような直流回路において，電流計に流れる電流[A]は。

答え

イ．0.1　

ロ．0.5

ハ．1.0　

ニ．2.0

『出典：令和3年度第一種電気工事士筆記試験【午前】（問2）』

解説

正解は「ハ．1.0」です。

この問題のポイントは、ブリッジ回路の平衡です。

問題の図ではブリッジ回路が平衡しているので、真ん中の3Ωの抵抗は無視できます。

解き方

ブリッジ回路の平衡を考える

ブリッジ回路では対角の抵抗を乗算して、それぞれの抵抗値が同じ値であれば平衡しています。

問題の回路ではどちらも21Ωとなるので、平衡しています。

これから真ん中の3Ωの抵抗はないものとして計算できます。

電流計に流れる電流を求める

電流計に流れる抵抗は、並列回路の上側に流れる電流となります。

上側の抵抗は7Ωと3Ωの直列回路なので、合成抵抗は10Ωです。

これを使ってオームの法則で電流を求めます。