問題
点検できる隠ぺい場所で,湿気の多い場所又は水気のある場所に施す使用電圧300V以下の低圧屋内配線工事で,施設することができない工事の種類は。
答え
イ.金属管工事
ロ.金属線ぴ工事
ハ.ケーブル工事
ニ.合成樹脂管工事
『出典:平成30年度第一種電気工事士筆記試験(問29)』
解説
正解は「ロ.金属線ぴ工事」です。
この問題は、各種工事の適応できる場所についてです。
この問題のポイントは、次の通りです。
- 点検できる隠ぺい部
- 湿気の多い場所又は水気のある場所
- 使用電圧300V以下
これらに1つでもダメなものが答えとなります。
各記述に当てはめて考えてみましょう。
金属管工事
- 点検できる隠ぺい部…〇
- 湿気の多い場所又は水気のある場所…〇
- 使用電圧300V以下…〇
よって金属管工事は施設できます。
金属線ぴ工事
- 点検できる隠ぺい部…〇
- 湿気の多い場所又は水気のある場所…×
- 使用電圧300V以下…〇
よって金属線ぴ工事は施設できません。
金属線ぴ工事は施設できる場所が限られています。これを覚えておきましょう。
ケーブル工事
- 点検できる隠ぺい部…〇
- 湿気の多い場所又は水気のある場所…〇
- 使用電圧300V以下…〇
よってケーブル工事は施設できます。
合成樹脂管工事
- 点検できる隠ぺい部…〇
- 湿気の多い場所又は水気のある場所…〇
- 使用電圧300V以下…〇
よって合成樹脂管工事は施設できます。

ボルベア
金属線ぴ工事は施設場所が限られる!
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