問題
③の部分のインタロック回路の結線図は。
〔注〕図において,問いに直接関係のない部分等は,省略又は簡略化してある。
答え
『出典:2019年度第一種電気工事士筆記試験(問43)』
解説
正解は「ロ.」です。
この問題は、インタロック回路についてです。
インタロックとは、誤って回路が接続(切離し)されると短絡などの危険がある場合に、電気的に接続できないようにする事を言います。
この問題では、MC-1とMC-2でインタロックをしています。MC-1はY結線用、MC-2はΔ結線用のマグネットスイッチです。この2つが同時に閉になるとダメです。
よってMC-1が閉の時はMC-2が閉にならないように、MC-2が閉の時はMC-1が閉にならないようにしないといけません。
これを実現する為には、それぞれのコイルの上側に逆のMCのb接点を設ける事です。
具体的には、MC-1のコイルの上側にMC-2のb接点を設置します。これでMC-2が動作している時はb接点が開になり、MC-1のコイルには絶対に電圧が印加される事はありません。よってMC-1は動作する事はありません。
逆の場合も同じです。
簡単にまとめると「インタロックはMCのコイルの上に逆のMCのb接点を設ける」となります。
これに合う答えは「ロ」となります。
ボルベア
インタロックはMCが同時に入らないようにする事!
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