問題
トップランナー制度に関する記述について誤っているものは。
答え
イ.トップランナー制度では,エネルギー消費効率の向上を目的として省エネルギー基準を導入している。
ロ.トップランナー制度では,エネルギーを多く使用する機器ごとに,省エネルギー性能の向上を促すための目標基準を満たすことを,製造事業者と輸入事業者に対して求めている。
ハ.電気機器として交流電動機は,全てトップランナー制度対象品である。
ニ.電気機器として変圧器は,一部を除きトップランナー制度対象品である。
『出典:令和4年度第一種電気工事士筆記試験【午後】(問11)』
解説
正解は「ハ.電気機器として交流電動機は,全てトップランナー制度対象品である。」です。
この問題のポイントは、トップランナー制度についてです。
交流電動機はトップランナー制度の対象品ですが、全てが対象品ではないので誤りです。
対象外の条件は多くありますが代表例として、防爆型や船舶用に設計されたものなどは対象外です。
全てが対象ではないことを覚えておきましょう。
ボルベア
トップランナー制度を覚えておこう!
他の記述について
イ.トップランナー制度では,エネルギー消費効率の向上を目的として省エネルギー基準を導入している。
これは正しい記述です。
トップランナー制度の概要ですので、覚えておきましょう。
ロ.トップランナー制度では,エネルギーを多く使用する機器ごとに,省エネルギー性能の向上を促すための目標基準を満たすことを,製造事業者と輸入事業者に対して求めている。
これは正しい記述です。
製造事業者だけでなく、輸入事業者にも対して求められているのがポイントです。
ニ.電気機器として変圧器は,一部を除きトップランナー制度対象品である。
これは正しい記述です。
変圧器も交流電動機と同じで、全てがトップランナー制度の対象品ではありません。
スコット変圧器や柱上変圧器は制度から除外されています。
コメント