問題
使用電圧100Vの低圧屋内配線のライティングダクト工事として,不適切なものは。
答え
イ.ライティングダクトの開口部を下に向け支持点間の距離を1.5mとし,造営材に堅ろうに取り付けた。
ロ.ライティングダクトの終端部をエンドキャップを用いて閉そくした。
ハ.ライティングダクトの全長が3.5mであったので,D種接地工事を省略した。
ニ.建造物の壁を貫通してライティングダクトを設置した。
『出典:令和6年度【上期】第ニ種電気工事士筆記試験(問20)』
解説
正解は「ニ.建造物の壁を貫通してライティングダクトを設置した。」です。
この問題のポイントは、ライティングダクト工事についてです。
ライティングダクトは、造営材を貫通しないことと定められています。
よって「ニ.」は誤りです。
他の記述も含めて覚えておきましょう。
ボルベア
ライティングダクトは造営材を貫通したらダメ!
他の記述について
イ.ライティングダクトの開口部を下に向け支持点間の距離を1.5mとし,造営材に堅ろうに取り付けた。
ライティングダクトの開口部は原則として下向きとなっています。※条件を満たせば横向きも可能です。
また支持点間距離は2m以下となっています。
よって、これは正しい記述です。
ロ.ライティングダクトの終端部をエンドキャップを用いて閉そくした。
ライティングダクトの終端部は、閉そくすることとなっています。
よって、これは正しい記述です。
ハ.ライティングダクトの全長が3.5mであったので,D種接地工事を省略した。
ライティングダクトはD種接地を施すこととなっています。
しかし次の条件をすべて満たす場合のみ省略が可能です。
- 対地電圧が150V以下
- 全長が4m以下
よって、これは正しい記述です。
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