硬質ポリ塩化ビニル電線管の切断及び曲げ作業に使用する工具の組合せとして,適切なものは。
答え
イ.合成樹脂管用カッタ 圧着工具 パイプベンダ
ロ.電工ナイフ 面取器 パイプベンダ
ハ.電工ナイフ 圧着工具 トーチランプ
ニ.合成樹脂管用カッタ 面取器 トーチランプ
『出典:令和6年度【上期】第ニ種電気工事士筆記試験(問13)』
解説
正解は「ニ.合成樹脂管用カッタ 面取器 トーチランプ」です。
この問題のポイントは、工具の用途についてです。
問題では硬質ポリ塩化ビニル電線管の切断及び曲げ作業となっています。硬質ポリ塩化ビニル電線管は、一般的にはVE管と呼ばれる合成樹脂管の一種ですね。
一つずつ適切な工具なのかを確認しましょう。
「イ.」では、圧着工具とパイプベンダが不適切です。
圧着工具は電線の接続に使用しますが、電線管の加工には使用しません。またパイプベンダは金属管の曲げ加工に使用するものなので、合成樹脂管の硬質ポリ塩化ビニル電線管には使用しません。
「ロ.」では、電工ナイフと圧着工具が不適切です。
電工ナイフは電線の加工には使用しますが、電線管の加工には使用しません。
「ハ.」では、電工ナイフとパイプベンダが不適切です。
「ニ.」は、すべて適切な工具です。
合成樹脂管用カッタは切断に使用します。
面取器は、切断した合成樹脂管の面取りに使用します。
トーチランプは、合成樹脂管の曲げ加工に使用します。熱で温めて、管を曲げます。
ボルベア
合成樹脂管の加工をイメージしよう!
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